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人生は夕方から楽しくなる。ン、ほんとかな?


by Go-in-Kyo-san
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千客万来

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4月29日から5月4日まで山の家に行ってきた。29日、30日の2日間は友人と魚釣り。友人は今年初めてのアマゴ釣りだ。解禁以来、待ちに待った甲斐があって2日間で20匹近い釣果。形もよく、満足、満足。私のほうは数も形も友人に及ばなかったが、次に来るお客に食べてもらうには十分な釣果だった。
そして、5月2日の午前2時。甥の一家が東京からやってきた。彼らを出迎えたのは、満天の星、山の冷気、沢の水音。夜が明けると、うぐいす、ほおじろ、せきれいなどの鳥の鳴き声、向かいの山の新緑、冷たくてまろやかな沢の水。これだけで彼らはリラックスすると同時に、見るもの、聞くもの、肌で感じるもの、味わうもの、全て彼らにとって非日常のものばかりで、彼らのテンションも上がりっぱなしだった。
まず、水。こんな美味しい水を飲むのは初めてだと、沢の水を汲んでは飲んでいた。そして蕎麦。沢に即席の水船を作り、茹で上がった蕎麦をここで洗って、冷やした。蕎麦は冷たい水にきゅっと締まり、かといって冷えすぎず、まろやかな水の味が蕎麦に移り、土産屋で買ってきた蕎麦が一流蕎麦屋の蕎麦にひけを取らないような味になった。夜は芋焼酎。普段はストレートで飲んでいると言う甥は、沢の水で焼酎を割って、これはまろやかと、ほっぺたが弛みっぱなしだった。
夕食。囲炉裏を囲んで日式BBQ。牛肉、帆立貝、大蛤、焼き野菜、朴葉味噌など炭火で焼いたものは、旨味が外に逃げないので、焼いただけで美味しくなるのだ。極め付きは五平餅。くるみ味噌もさることながら、一番人気は味噌と生醤油。これが双璧だった。くるみ味噌の五平餅を食べた後、焼きおにぎりを食べたいと言いだした甥のリクエストに応え、くるみ味噌の代わりに生醤油と郡上味噌を別々に五平餅に塗って付け焼きした。これにみんな夢中になってしまった。
彼らが一番感激したものを取り上げてみると、水、炭火、ご飯、味噌、醤油なのだ。極々当たり前のものばかり。これらが日本の食文化の原点なのだと、改めて感じた。
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今回のハイライトはギターとハーモニカのジャムセッション。甥は高校のときにクラシックギターの合奏部に入っていたので、ギター暦は長い。持っているギターはK.YairiのYW600モデル。私のハーモニカはHOHNERのChromonica270、TomboのMajorBoy,LeeOskar MelodyMaker。
Chromonica270を使って「Let it be」,MajorBoyを使って「竹田の子守唄」、Melody Makerを使って「一人寝の子守唄」、この3曲を吹いた。甥は譜面がないにもかかわらず、コードを拾ってバックを付けてくれた。2,3回リハーサルをして本番に入った。甥はこちらの速さに合わせてくれ、あおるようにリズムを入れてくれた。気持ちよく吹けた。伴奏つきでハーモニカを吹いたことがなかったので、最高の気分だった。
これにはおまけがある。甥はギターを使ってくれと言って、置いていってくれたのだ。最高の置き土産だ。弾いてみると、私が弾いてもいい音がする。またひとつやることが増えた。スローライフは益々忙しくなる。
Commented by ヒロシ at 2009-05-07 09:52 x
すてきな炉端のある山の家でのジャムセッション、聞いてみたいですね。揺らめく炎に顔を染めての演奏者とそれを聞く人々。なんと豊かな生活の一コマで、それぞれがそれぞれの思いを心に描いた一時になったことでしょう。

さて、木の芽だしの写真に注目しました。発芽率がとてもいいのにはおどろきです。カシワ、ナラの木のようでしたが、ドングリは土に埋めるのではなく、表面にだしたままで発芽したのでしょうか。水やりはどんな頻度でしたのでしょうか。また土はどんなもの使用したのでしょうか。カミネッコンへの移植時期、地植えのタイミングはいつごろが適当なのか。とても知りたいことです。

Commented by 隠居 at 2009-05-07 11:10 x
カミネッコンについて
私もドングリと大島桜の発芽率のよさにびっくりしています。今はカミネッコンで育った苗をどこに植えるか悩んでいる所です。
土は腐葉土を使いました。林の中の土のイメージです。ドングリは軽く土に埋めました。水遣りは常に土が湿っている程度。これも林の中の林床の状態のイメージです。カミネッコンへの移植は本葉が6~7枚出てきてポットでは窮屈そうになった頃でよいと思います。地植えはの時期は「越冬すればいつでも良い」とのことです。春先のまだ木の活動が本格的になる前が良いのではないかと思います。カミネッコンに移植後は絶対に土の上に直接置かないことです。新聞紙3~4枚、ビニールシート、コンクリートなどの上に置いて下さい。カミネッコンの中に根を閉じ込めておくことが最重要項目です。地植えは土を掘る必要はありません。表面を軽く整地してその上に置くだけ。東先生は「置き植え」と名づけています。
詳しくはHP「カミネッコン広場」あるいは小冊子「未来の森づくり」問い合わせ先(株)クルーズ 札幌市中央区北4西12ほくろうビル Tel011-242-8088 などを参照してください。
Commented by kawai at 2009-05-09 07:45 x
あまご20匹ですか。素晴らしい連休でしたね。
Commented by 隠居 at 2009-05-09 11:21 x
あまごに混じって岩魚も釣れました。焼き干した岩魚を次の朝、雑炊にして食べました。鮎雑炊に匹敵する味でした。沢で採った蕗の醤油煮と一緒に食べたら最高です。
by Go-in-Kyo-san | 2009-05-05 11:17 | 山の家 | Comments(4)