3番目の姪、Nの誕生会
2009年 08月 23日
今日は3番目の姪Nの誕生会を我が家でやった。メインディッシュは「海南鶏飯」。海南鶏飯というのは、マレーシアやシンガポールなどでよく食べられている昼飯用のB級グルメだ。この地方を旅行すると小さな食堂の店先のガラスケースに鶏の茹でたのがぶら下がっているのを良く見かける。大体が海南鶏飯の店だ。
海南鶏飯というのは、炊き込みご飯、茹でた鶏肉、鶏肉をゆでたときのスープ、この3点がセットになったものだ。先ず炊き込みご飯は、鳥の脂でタマネギ、ニンニク、ショウガを炒め、洗って水切りした米にこれらを良く絡めて、ココナッツミルクを少し混ぜてお釜で炊いたもの。茹でた鶏肉はタマネギとニンニクを炒めて薄口醤油を混ぜたタレをかけたもの。鶏肉の下にはきゅうりの乱切りを敷いておく。これをニンニクとショウガのすりおろしと粉唐辛子をレモンの絞り汁を混ぜたつけだれをつけていただく。スープは鶏肉をゆでたときをスープに塩味をつけ、刻みネギなどを散らした簡単なスープ。
これだけの量の鶏肉を使った
海南鶏飯が出来上がりいざ食事が始まると、今年10歳になった可愛いNの誕生会というよりは山賊の酒盛りのような有様だった。何しろ肉は全部骨付きで、肉をきれいに食べつくそうとしたら手づかみで食べなければならない。食べ盛りの従兄弟や姉は黙々と肉を食べ、骨をしゃぶり、骨の山を築いてゆく。Nも負けじと肉を食べ、骨をしゃぶり、軟骨をカリカリとかじり、骨の山を築いてゆく。どうも優雅な食事風景という感じではない。どうみても山賊の酒盛りだ。写真にはなりづらい風景なのだ。本来ならばご飯皿などきれいに盛り付けてから写真を撮りたかったのだが、私はご飯を盛るのに忙しく、子供たちは食べるのに忙しく、ちゃんとした写真を撮ってくれる人が居ないのだ。助手の養成が急務だ。
ご飯は鳥の脂、ニンニク、ショウガ、ココナツ、お米の味、塩味が渾然と混じりあい、ただただ「うまい」の一言。本当はインディカ米を使ったほうがはるかに美味しいのだが、日本では容易には手に入らないので、いつも普段食べているジャポニカ米を使っている。
今日の海南鶏飯のメニューはNのリクエストだったので、Nは大満足。普段、白米しか食べないというKも「うまい」を連発して、お代わりをして食べていた。
この海南鶏飯を用意するのは結構大変なのだが、皆が「おいしい」と言って食べてくれると、人が大勢集まる時は「また、海南鶏飯にしようか」となってしまう。
ということで、Nの誕生会も無事終わったのだ。
by Go-in-Kyo-san
| 2009-08-23 20:18
| 折にふれ
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