先月、6月25日に名古屋市西文化小劇場で開催された「柳亭市馬独演会」を聴きに行きました。名古屋在住の友人が急に都合が悪くなり、チケットを送ってくれくれました。久しぶりに岐阜駅からJR東海道線に乗って名古屋へ行き、地下鉄を2本乗り換えて浄心駅近くの名古屋市西文化小劇場へ行きました。
演目はまず前座市助による「たらちね」に始まり、市馬の「かぼちゃ屋」と「淀五郎」の二題が続いて中入り。そして「片棒」。
柳亭市馬の落語はあまり聞いたことがなく、落語協会の会長を務めている人だから、それなりの落語家なんだろう位の気持ちでいたところ、噺を聴いているうちに、どんどん市馬ワールドに引き込まれてゆき、聴き終わったときには、すっかり柳亭市馬のとりこになっていました。
芸風は軽妙洒脱。顔の表情は穏やか、声はよく通り、心地よい響きがあり、歌はうまいし、しぐさはメリハリが聞いて、リアルだし、まあ、なんて言いましょうか、夢心地でした。また私が座った席が市馬師匠が下手を向いた時の正面で、私に向かって噺してくれているよう感じ、これまた、気分が上がりました。
これで柳亭市馬は私の落語家ランキングで古今亭志ん朝を頭差で追い抜いて一位になりました。これからしばらく市馬ブームが続きそうです。
―了―
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by Go-in-Kyo-san
| 2023-07-09 12:13
| 落語in岐阜
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