巣立ち
2018年 03月 24日
G姪3号が高校を無事卒業し、東京外語大学に入学することになった。卒業したら国際関係の仕事したいとのこと。中学生のころからそう思っていたらしい。なかなかの頑張り屋で、スポーツは小学生のころバドミントンをはじめ、中学校ではバドミントン部がなかったので部活はバスケをやり、高校でも3年の夏の大会までバドミントンをやっていた。勉強のほうは毎日のように塾に通いコツコツと勉強していたようだ。
生後3ヶ月半くらいから3歳半くらいまで我が家で週4日預かった時期があった。その頃,私たちは細畑に住んでいて、北東の方角には田んぼが広がっていた。姪3号は散歩に連れて行ってもらうのが好きで「たんぼにいこっか」が口癖だったそうだ。また女房の膝に座って絵本を読んでもらうのも大好きだったようだ。お気に入りの本があって、書いてあることを聞いて覚えて、字は読めないのに本を読んでいた。ある日彼女が使っている部屋をのぞいてみたら、何やらむにゃむにゃ言いながら本を読んでいた。こっち気配を感じると「あっち行って」と追い払われてしまった。邪魔されずに読書に集中したかったようだ。
ある時沢山の渋柿をもらったので干し柿を作ろうということになり、大人数人で柿の皮を剥き始めたところ「私もやる」と言うことになり、ナイフを持たせるわけにはいかないので、手袋ををはめさせピーラーを持たせたら黙々と皮を剥き続け、大人が柿を全部剥き終わるまで作業を続けた。その集中力と持続力には感心した。
また、この子は駄々をこねて泣くことは一度もなかった。ただ気に入らないことがあると、まるで五体投地のように床に突っ伏して動かなくなるのだ。何か強い意志の塊を見ているように感じた。
こうやって考えてみるとこの子は小さい時から内在的な強い力を持っているたのだと思う。4月から東京で新しい生活が始まるが、もちろんそれなりの苦労はするだろうが、どう自分で自分を育てていくか楽しみだ。
頑張れよ!
―了―
by Go-in-Kyo-san
| 2018-03-24 11:44
| 折にふれ
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